伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)、曽我蕭白(そが・しょうはく)と共に「奇想の画家」のひとりとして近年国内外から注目を集める長沢芦雪(1754 – 1799)の画業を紹介する、大阪で初となる回顧展です。
芦雪は江戸時代中期に京都で活躍した画家で、写生画の祖、円山応挙の高弟です。卓越した描写力に加えて、奇抜な着想と大胆な構図、また人を驚かせ楽しませようというサービス精神や面白みで、独自の世界を展開し人気を博しました。
絵を描くことが好きで、常に新しい表現や技法を追求し、精力的に活動した芦雪。多くの傑作は200年以上経った今も、観る人を魅了してやみません。本展では、代表作の《龍・虎図襖》(重要文化財)、初公開作品も含め、初期から晩年までの選りすぐりの優品を一堂に展覧し、奇想の天才絵師、長沢芦雪の魅力に迫ります。
1. 長沢芦雪、大阪初の回顧展国内にある芦雪の代表作から今回新たに見つかった作品まで重要文化財4件を含む約100件を一堂に。
*大幅な展示替えがあります。
2. 芦雪が得意とした 障壁画(襖絵)8作品 が登場西光寺(島根)、 無量寺(和歌山)、 高山寺(和歌山)、薬師寺(奈良)、大乗寺(兵庫)の襖絵が揃って出品されるのは23年ぶり!
3. 愛しき動物がいっぱい大人も子供もワクワク・キュンキュン。生き生きとした動きに会話が聞こえてきそうな、芦雪ならではの動物の描写は必見。
4. 芦雪の世界を大画面で紹介卓越した技法や繊細な筆遣いに注目します。(制作協力:DNPアートコミュニケーションズ)
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