京橋・イオン跡地にフラリキョウバシ「ふらりと立ち寄って」

キッチンカーや屋台などが集まる施設「FULALI KYOBASHI（フラリキョウバシ）」（大阪市都島区片町2）が7月20日、JR京橋駅前にオープンした。

2019年に閉店したイオン京橋店跡地にできた同施設。京橋駅周辺は大規模な再開発が予定されており、再開発までの暫定利用施設となる。飲食ゾーンやイベント広場を設置し、施設名「フラリキョウバシ」には「ふらりと立ち寄る場所に」などの意味を込めた。敷地面積は約1万5000平方メートル。

移動販売ゾーンでは、仕事帰りや休みの日に気軽に立ち寄って飲むことができる屋台ゾーンの他、
「淡路島バーガー」や沖縄「ブルーシールアイスクリーム」など、様々なグルメを取り揃える。今年秋には屋根付きのフードホールも開業し、計20店舗が集う予定。

中央にはイベント広場を設け、映像が映し出されるライブステージも開設。パブリックビューイングや音楽イベントを、芝生でくつろぎながら楽しむことができるようにした。

移動販売事業「PARADE MARKET（パレードマーケット）」の実証実験も始め、新たな店舗業態としてイオンモールが移動販売車と出店場所の貸し出しサービスを行う。出店者は商品を用意するだけで店を開くことができ、「チャレンジ精神のある人を採用する」方針だという。

イオンモール近畿・北陸開発部長の山岸努さんは、「元々ダイエー京橋店が、地域の人に愛されており、ダイエーがあったからこそ周辺の街が栄えていったと考えている。この施設はそこまでの影響力は与えないと思うが、ライブステージのモニターを使ったイベントやスポーツ観戦の場になるので、フラリと立ち寄ってもらい、映像やグルメを楽しんでリラックスする場を提供できれば」と話す。

施設の開放時間は8時～23時。各店によって営業時間は異なる。